フスフレーガーな日々

祐天寺に毎週日曜日だけ開くドイツ式フットケアのお店の店主が日々のことを書いています

フスフレーゲ(ドイツ式フットケア)のことを知りたくてドイツまで来ちゃった話 〜ドイツのポドロジーセンターで見てきたこと〜

こんにちは。先週、無事に帰国しました。

ドイツ滞在では、ベルリン、ミュンヘンを訪ねてきました。

 

ベルリンには、わたしの先生の Podologie Zentrum ( ポドロジーセンター)があります。このセンターには、足にトラブルを抱えた患者さんがやってきます。

 

 

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 例えば、この靴の持ち主。

 

股関節の問題で、左右の足の長さがちがいます。

そのため、爪が変形してしまっていました。

また、左右の足の裏にかかる床からの圧力がアンバランスさから、

親指の付け根に大きなタコができてしまってい、痛みも伴います。

医師の紹介状をもってやってきました。

 

 

どのようなケアをするかというと。

まずは、メスで角質を丁寧に取り除きます。

ドイツでは、ポドローギンもメスを使用することができます。

(日本では、医師以外の医療従事者がメスを使うことできません。)

 


ポドロジー 角質ケア Germany Berline Buch

  

少し残してあるのは、完全に除去してしまうと、

骨が靴にあたって痛みがでてしまうためです。

 

 

それから、爪のケア。

 


ポドロジー 爪ケア Germany Berline Buch

 

これで、一連のケアが終了しました。

 

 

この方は4週間に1度の頻度で通われています。

足の状態も含めた全身の状態が良くない状態になることを防ぐために、

医療者のケアを定期的に受けているとのこと。

 

ドイツのポドロジーセンターは、患者さんの病気が悪くなっていたときに

医師に報告する機能ももっていました。

 

 

かとう あやこ